アラサー女のノンセクブログ

非性愛のアラサー女です。

花は散るからこそ美しいのだ

 

「花は散るからこそ美しい」

 

生花は、美しく咲く時期があり、

枯れていく過程も含め魅力的なのである。

 

ドライフラワーのようにずっと満開状態を

保っていると価値が半減したように感じる。

 

恋愛も然りだ。(=恋、≠愛)

 

別れがあるから、美しいのだ。

恋愛に永遠なんてものは無い。

 

恋愛の賞味期限は約3年といわれるが、

恋愛は別れがあるからこそ、

交際期間がより輝きを増すのだ。

 

本来は永遠の愛なんてものは無く、

永遠の愛を未来約束出来る人間なんて、

この世に1人もいないはずだ。

 

世の中何があるかなんて、

誰にも分からない。

 

未来の愛についてなんて、

誰も約束をする事は本来出来ないはずで、

唯一約束出来るとしたら、

今この瞬間の愛を大切にする事位だ。

(それすら難しい人はごまんといるはず…)

 

今、その時の愛を大切に過ごし、

気づいたら結果30年、40年連れ添っていて、

所謂結婚という形式に近い形になっていた。

位の結果論の方が1番自然では無いだろうか。

 

結婚という事前の書面上の拘束力は、

本当に必要なのだろうか。

結婚は時に自由意思・選択の自由を

無効にさせてしまうのではなかろうか。

結婚をしてすぐ「一生の伴侶を得た!」と、

ぬか喜びするのは時期尚早では無いだろうか。

(結婚は、ゴールではなく、

新たなスタートだと言われるように…)

 

せめて、

「結婚をすれば万民が幸せになれる」という、

幻想をこの世から徐々にで良いから

無くしてはくれないだろうか…。

 

 

「夫婦って、

別れられる家族なんだと思います。」

とカルテットで松たか子が言ったセリフは、

大変印象的だった。

 

所詮、旦那は元他人。

別れた元カレが赤の他人になるように、

旦那だっていつでも他人になれるのだ。

元旦那がまた誰かのものになる事だってある。

嫁が別の旦那のものになる事だってある。

 

家族は基本解散が許されないが、

夫婦・恋人同士はそれが割と簡単に許される。

なんとも不思議な世の中だ。

 

一部の軽い恋愛については、

新商品が出て誰かが買い、時期が来たら、

いずれまた商品として市場に出て、

また新しい買い手が見つかって…

のループ喜劇にも感じる事がある。

 

非性愛の私にとって、

家族愛や、兄弟愛、師弟愛、友情には、

とても関心があるのだが、

特に恋愛至上主義者で、

取っ替え引っ替えの軽いノリの恋愛には、

どうしても違和感が残る今日この頃…。