私の家は、機能不全家族だ。
家族は、精神的な弱さを抱える人
がほとんどだった。
だから私にとって実家は、
落ち着ける安定した所では無かった。
機能不全の家庭で育った私は、
結果的にアダルトチルドレンになった。
社会に出て、自分でそう気がついた。
分類は、ケアテイカー。
(プラケーター、慰め役とも言う)
不安定な親の支えとなり、
自己犠牲するタイプの事。
そんな時、私はこんな言葉に出会った。
自分の人生を歩き出すには、
縁を切る位覚悟で、
親から離れる事が必要」
この言葉を胸に、成人してから、
私は機能不全家族から一切の距離を置いた。
あれから約15年が経つ。
機能不全家族から完全に距離を置いて、
じわじわではあるが長い年月をかけて、
自分の心が安定して来ているのを感じる。
逆に離れてみて改めて、自分の家庭がいかに
不安定な環境だったかを思い知らされた。
家庭に安定を求める事は出来なかった。
でも安定できる居場所を自分で確保した。
今、私は自分のために、
自分の人生を歩んでいる。