アラサー女のノンセクブログ

非性愛のアラサー女です。

N極とN極のように迫られては逃げるのループ

 

ノンセクの恋愛は、

まるで磁石のN極とN極。

 

くっつきそうになると、離れ。

またくっつきそうになると、離れる。

N極とS極のようにぴたりとくっつかない。

決してお互いがくっつく事は無い。

 

ノンセクの私は、

特別な行為など必要無いし、

求めてもいないN極。

けれど、相手は求めるN極。

 

どちらかが折れて譲って、

S極にならなきゃいけないが、

どちらも本能的に譲れない。

 

 

ノンセクの私にとって、

「異性で好きになる相手」と、

「家族」や「親友」と、

何が違うのか?を考えてみたが、

恋人と肉体関係を持たないから、

家族や親友と関わり方や接し方に

大きな差は無いように思う。

 

違うとすれば、私はノンセクだが、

手を繋いだり、ハグをしたり、

キスまでは出来るタイプなので、

その3点で差別化するしかない。

 

 

しかし逆にキスまでは出来てしまうから、

付き合った相手は、苦しいのかも知れない。

S極に見せかけたN極と言いましょうか。

 

ほっぷ、すてっぷまで来て、

じゃんぷ出来ない歯がゆさ。

 

目の前にプレート料理が出て、

サイドのスープとサラダは許されて、

メインディッシュは食べられない不満足感。

 

常夏の沖縄まで来て、

海で水着姿なのに、

海に入れないもどかしさ。

 

 

自分がノンセクだと分かる前、

ストレートの異性の本能的な性欲を

ちゃんと理解する前は、

上記のようなストレートの異性の恋愛相手が

抱くモヤっとした気持ちなんて、

私には正直全く分からなかった。

 

しかし自分はノンセクだと自分を受け入れて、

成熟してストレートの異性の本能的な性欲を

きちんと理解出来てからは、

上記の気持ちが少し理解できるようになった。

 

それからは私は、

ストレートの異性のお気持ちを配慮して、

お付き合いはしないようになった。

 

ノンセクと、

性欲のあるストレートの異性とは、

N極とN極だという事を

きちんと認識できたから。

 

この人なら、もしかして性行為無くても、

私を受け入れてくれるかも知れない!とか、

性行為が苦手だと正直に言えば、

「そんなのなくても大丈夫だよ」と、

言ってくれるかも知れない!という、

下手な淡い期待を寄せないようになった。

 

 

上記の内容を読んで、一部の方は、

「恋愛が出来なくなってしまって残念…」

「諦めちゃってらしくない!勿体ない!」

と感じる人がもしかしたらいるかも知れない。

 

しかしこの「ノンセクVSストレート問題」は、

ゲイやビアンの方がストレートの方を、

本気で好きになるN極同士の問題に近いと思う。

 

決してくっつかないN極とN極。

 

本能レベルで交われない相手と、

お付き合いをしようと試る事は、

経験となり、得るものはゼロでは無いが、

どちらにとってもとても辛く苦しい、

刹那的な過去の思い出にしか

ならない事が多い。

 

私は、その刹那的な経験を既にした事もあり、

もし次にストレートの異性と

本気で付き合うなら、

私がS極になる覚悟が出来た時だと、

今はそう心に決めている。