アラサー女のノンセクブログ

非性愛のアラサー女です。

カモフラージュ婚が必要ない日本に

 

カモフラージュ婚。

 

結婚適齢期LGBTの人達には、

聞き慣れた言葉かも知れない。

 

カモフラージュ婚自体は否定しない。

まだまだ生きにくいLGBT現代社会を

生き抜く選択肢の1つだと思う。

 

だけど、

カモフラージュ婚をしなければならない、

この世知辛い日本社会は非難したい。

 

カモフラージュ婚の需要があるという事は、

社会にLGBTに対する偏見がある事を意味する。

 

カモフラージュ婚の需要が高まるという事は、

LGBTへの偏見を持つ人々が増えてるという事になる。

 

だから私は、

カモフラージュ婚の需要を無くしたい。

そんな結婚しなくて済む時代にしたい。

カモフラージュ婚・偽装結婚

という言葉自体をこの世から無くしたい。

 

 

カモフラージュ婚をするという事は、

周囲からのLGBT疑惑を誤魔化す事は出来る。

しかし自分がLGBTであるという根本は、

カモフラージュ婚をしても変えられない。

 

世の中が云う

「普通」に溶け込もうとしたって、

「普通じゃない」という事実は変わらない。

(ストレートな人間を普通と定義づけるのは、

あまり好きではないが…)

 

カモフラージュ婚をする事は、

未だ偏見がある日本社会を生きる

一つの選択肢ではある。

 

しかし、LGBTの人間が

カモフラージュ婚を選ぶという事は、

周囲から自分のLGBT疑惑を

誤魔化す代償として、

他のLGBTの人達が肩身狭い思いをして

生きる世の中をさらに助長している

可能性があるという事を

少しは認識しなくてはならない。

 

ただでさえマイノリティーは少数派。

なのにその中の一部のLGBTが、

マジョリティーの多数派として、

偽って生きようとすれば、

マイノリティーの数はさらに減り、

少数派が超少数派となり、

発言権や存在感がもっと弱まってしまう。

 

LGBTを生きにくくしているのは、

もしかしたらLGBTの自分自身かも知れない。

 

LGBTの偏見が無くならない

世の中にしているのは、

もしかしたらLGBTの自分自身の

言動にあるかも知れない。

 

LGBTの人間の一員として、

どうこの世の中を生き抜いていくか、

改めて考え直したい。

 

カモフラージュ婚、

そんな結婚しなくて済む時代に、

早くなると良いなぁ。