アラサー女のノンセクブログ

非性愛のアラサー女です。

マイノリティーしか分からない世界

 

久々の投稿です。

長らく発信を楽しみにして下さった方、

お待たせして申し訳ありません!

 

今日はマジョリティー(少数派)の話を

したいと思います。

 

 

 

マジョリティーには分からない。

 

マイノリティーから見た

マジョリティーの世界が

いかに偏見と差別に満ち溢れた世界か。

 

マジョリティーの人達には分からない。

マイノリティーの複雑で、孤独な気持ちを。

 

マジョリティーの人達は、

自分自身が何かしらの

マイノリティーの立場になって、

初めて分かるんだと思う。

マイノリティーの本当の気持ちを。

 

例えば、人種差別。

 

日本は、アジアの中でも

特に経済が発達してきたから、

常にアジアの上位、優位性を感じてる。

自分達が韓国、中国より上だと思ってる。

 

しかし白色人種の国に行けば、

立場は正反対、真逆になる。

 

レストランの席は、

見晴らしの悪い方へ誘導されたり、

バスで座っていたら、

席を譲れ!と言われる事もある。

 

常にマジョリティーで、

優位な立場にあった人間は、

白人優位の国に行って、人種差別を実体験し、

初めて弱い立場にいる人間の気持ちを

知る事ができるのだと思う。

 

「相手の立場に立って考えよう!」

とは言うけれど、

相手の土俵に一度も立った事がない人に、

いくら想像しろと言っても、

どれだけ想像力が優れていたとしても、

想像するには限界はある。

 

38度線の韓国側からしか、

北朝鮮を見た事がない人に、

北朝鮮側からみた韓国の景色が

どんなものかは上手く語れないのと一緒。

 

『じゃあどーしようもねぇなぁ!』って

もう匙を投げたくなってしまうけど、

世の中まだ捨てたもんじゃ無いんですよ。

 

世の中には、

相手の立場に立つ経験が無くても、

相手の気持ちを少しでも想像しようと努力し、

思いやれる人、気づかえる人はいる。

私の周りにも数少ない理解者はいる。

 

「マジョリティーだけど、

マイノリティーを配慮できる人」

「マジョリティーだから、

マイノリティーを考慮できない人」

 

その差はなんだろか…とふと考えた。

 

ここからは持論にはなるが、

その差はきっと、人生において、

どれほどの辛酸を嘗めてきたか

の違いだと私は思う。

 

つまり、人生で何かしら大きな壁に

ぶつかり、つまづいたりして、

苦労を経験してきたかどうかの差。

 

マジョリティーだけど、

これ以上無いどん底の暮らしを味わって、

「普通」と言われる家庭との境遇の差に

悩み、苦しんだ人。

 

マジョリティーだけど、

精神的に病んで苦しい日々を過ごしている人、

それを乗り越えてきた人。

 

マジョリティーだけど、

大病を患った経験や現在があって、

「健康な人」とのギャップに苦しんだ人。

 

そんな人は、

LGBTのマイノリティーの事は、

100%理解は出来なくても、

最大限努力しようとしてくれる人が

多い気がする。

(そうじゃない人も中にはいるけれど…)

 

自分が体験した辛い経験が、

誰かに対して寛容になれる

柔らかい土台となっているから。

 

多数決で多数派が優位な

民主主義な世の中で、

少数派のマイノリティーを

きちんと尊重してくれる。

 

私も自分の人生の辛酸を

違う形で、良い方向で活かしていきたい。

 

以上。

久々の長々したつぶやきでした。