世の中、LGBTというと、
同性愛、両性愛のイメージが強い。
しかし他にも、私みたいな非性愛者や、
無性愛者も割と世の中にはいるのです。
でもまだセクシャルマイノリティーの中でも、
認知度が低いのが現状。
非性愛、無性愛って聞くと、
人によっては「病気」みたいに思って、
「いつかエッチが出来るようになるよ!」
「本当に好きな人が現れれば大丈夫!」
「きっと治せるよ!」
とか平気で言ってくる人いますけど、
非性愛や無性愛は「治す・治さない」
とかじゃないんですよ。
非性愛である事、無性愛である事が、
「その人らしさ」「個性」なのです。
非性愛、無性愛じゃなくなるということは、
「その人じゃなくなる」
「存在否定」になるんです。
非性愛者や無性愛者が自分の周りにいたら、
「何かしてあげよう!」
と変に思わないでほしい。
「あなた、ノンセクシャルでしょ?」
とか、指摘・特定しようとしないでほしい。
誰かに何かしてほしいなんて、
誰もこれっぽっちも求めてないし、
非性愛、無性愛だと指摘・特定された瞬間、
異性愛者のその人から自分が、
仲間から排他された気持ちになるだけだから。
身近な知り合いの中で、
「もしかしたら非・無性愛者かなぁ…」
と思う人がいたら、
出来れば自分の心の中だけに留めて、
今までと変わらず、1人の同じ人間として、
平等に、普通に、変わらず、接して下さい。
非性愛者も、無性愛者も、
異性愛者(ストレート)と全く変わらない、
1人のただの人間なんです。
異性愛者は、たまたま異性を愛すだけ。
同性愛者は、愛す相手が同性なだけ。
両性愛者は、愛す相手が両性なだけ。
非性愛者は、性愛無く、人を愛すだけ。
無性愛者は、性愛、恋愛無く、人を愛すだけ。
ただ、それだけの違いなんですよ。