何故、私が●金(●=借)がある彼と付き合う事にしたのか、その理由は大きく2つありました。
1つ目は、彼が超草食だったから。
彼は自分から連絡や誘いなどのアクションは一切しない超受け身男子でした。
だから私からメールをしたら返信は必ず来るけど、こちらからメールしないと一切連絡は来ません。
何故自分からアクションをしないのかは分かりませんが、恐らく「自分から連絡したのに返信が来ない」などを理由に傷つきたくないからだと思います。
そんな彼の様子を見て、私は「この人は私が求めない限り、自分から求めてこないのでは?」と思うようになり、彼に安心感を抱きました。
2つ目は、彼の存在が私の生き甲斐になったから。
私は「普通の恋愛」が出来ないノンセクアラサーです。私みたいな「変わった女」を必要としてくれる「変わった男」なんて、この世に存在しないのでは?と感じていました。
私だって「普通の恋愛」がしたい。けどそれが出来ない。その事実に薄々気づき始めてからは、人生の楽しみの半分を失ったような喪失感を感じていました。
しかし、闇を抱えた彼と出会って、日々接していると、私みたいな存在をすごく必要としてくれているような気がしたのです。(彼は私がノンセクだとは知りませんでしたが)
彼が私を必要としてくれていた本質的な理由は、逃げられる事を覚悟で打ち明けた「自分の秘密」を私が知っても、彼から離れなかったからだと思います。
理由はどうあれ、私みたいな「訳有りの人間」を必要としてくれる「同じく訳有りの彼」という存在がいつのまにか自分の大きな生き甲斐になっていました。
上記の2つを理由に、私は訳有りの彼と付き合う決断をしたのです。
次は、私が彼と付き合って感じた事をいくつか話します。