非性愛と性嫌悪の違いは、実に曖昧だ。
非性愛と性嫌悪は、全く違うと言うよりは、
ベン図のaとbが中央で多少交わり、
共通項(重なる部分)があるように思う。
学術的に根拠がある訳ではないが、
私の認識では、以下のような違いに思う。
(※情報として100%正しい保証は、
ありません。ご了承ください。)
【性に対して】
非性愛は、性的な嫌悪感はそれ程無く、
性的な会話などを他者とある程度出来る。
性嫌悪は、性にまつわるトピックを嫌い、
性的なもの全般に拒絶反応がある。
【原因の有無】
非性愛は、性行為をしない原因が無い、
もしくは不明確、掴めない場合が多い。
性嫌悪は、性行為を拒む原因が有り、
その原因が複合的な場合もある。
【治療法の有無】
非性愛は、原因がはっきりしない、
もしくは無いため、治療などの概念は皆無。
性嫌悪は、原因がある場合が多く、
治療で性嫌悪を緩和させたり、
治癒していくことができる。
世の中には、性嫌悪の非性愛者や、
男性嫌悪の非性愛者など、
様々なタイプの非性愛や性嫌悪者がいる。
無理にどちらかのカテゴリーに自分を
当てはめようとしなくても良いかも知れない。
しかし、どこかに所属して仲間を見つけて、
安心したいと思う切なる願いもあるだろう。
非性愛も性嫌悪も、
「性行為を必要としない」という点は、
貴重な共通項だ。
しかし結局、非性愛も性嫌悪も、
地球に生きるただの1人の人間、生物だ。
変に気張らなくても良いのだ。
性嫌悪者も、非性愛者も、そうじゃない人も、
「人間である」という帰属意識があれば、
世間からの排他感は多少薄まるはず。
悩んだ時は、引いて大きな視点から、
俯瞰して物事を捉えると、少しは楽になる。
大丈夫、何だかんだ
みんな同じ人間なんですよ。