人の欲は尽きないですよね。
未婚の人は、結婚したがる。
既婚の人は、離婚したがる。
未婚者は、既婚の社会的承認を羨ましがる。
既婚者は、未婚の自由さを羨ましがる。
子持ちは、子無しの経済力に憧れる。
子無しは、子持ちの親子愛に憧れる。
何かが手に入った瞬間、
まだ手に入れられてないものが
また欲しくなる。
私が今まで知り合った中で、
「幸せそうだなぁ」とか、
「幸せになりそうだなぁ」とか、
思う人は皆、腹八分目だった。
「満たされない何か」があっても、
「満たされている何か」に
きちんと目を向けられる人。
欲深く更にもっともっとと求める人は大抵、
更なる幸せを求めて必死にもがいて、
やっとの思いで手に入れた瞬間、
幸せのバランスが崩れていった。
そして今まで当たり前のようにあった
幸せをも失って、初めて気がつくのです。
あぁ、あの時既に十分幸せだったんだって。
失ってからじゃぁ、もう遅いんだけどね。
まぁ気づけただけ、まだマシか。
人が抱えられる幸せの数は限りがある。
1つ2つ幸せだと思えるものがあれば、
もうそれで十分じゃないですか。
要するに、どこで満足できるか、
どこで今ある幸せに気付けるかなんだよね。
しかし、それに気づけている大人って、
意外と少ない。