アラサー女のノンセクブログ

非性愛のアラサー女です。

降りかかる不幸は、本当に不幸なのか。

 

自分に降りかかった不幸が、

本当に不幸だったかどうかは

死ぬまで分からない。

 

以前NHKの歌番組のSONGに登場した

宇多田ヒカルさんが、

以下の宮崎賢治の言葉を取り上げた。

 

何が幸せかわからないです。
ほんとうにどんなつらいことでも、

それがただしいみちを進む中での

できごとなら、峠の上り下りも

みんなほんとうの幸福に近づく

一あしずつですから。

 

BY宮崎賢治

 

その上で、

宇多田ヒカルさんは以下のように

自身の価値観を述べた。

 

今この苦しんでいる状況も、

幸せに向かっていれば、不幸ではない。

(先の地点を見つめた事なんですけど)

今を今だけでは判断出来ない。

凄く悲しそうな出来事があっても、

それで誰かを哀れむという気持ちもなくて、

もしかしたら今は辛そうだけど、

その出来事のおかげで、5年後10年後、

今よりももっと幸せになってるかも知れない。

 

本当にそうだと思う。

 

自分も中々波瀾万丈な人生を歩んで来て、

割と一冊の小説に出来る位の

人生の浮き沈みがあったけど、

今思えば、過ぎ去った苦しい過去は、

今の自分になるためには必要な経験

だったと思う。

 

あの時は、不幸のどん底で、

こんな不運な人生が他にあるのかと

思ったぐらいだけれど、

その辛く悲しい過去があったから、

強靭な精神力を手に入れる事が出来た。

 

私はノンセクシャルである自分を

不幸とは全く思わない。

 

一苦一楽の一苦かも知れないが、

一楽のための一苦として、

自分のありのままを受け入れようと思う。

 

ありのままの自分を受け入れて、

許すと気持ちがふっと楽になる。

 

ありのままの自分自身を受け入れると、

不思議と他人にも優しくなれるし、

自分と違う人を受け入れやすくなり、

様々な事も割と許せようになる。

 

他人に厳しいのは、

自分が自分自身に厳しいから。

自分自身に優しくなれたら、

他人にもちょっとは優しくなれるはず。

 

まずは、どんなに変わっていても、

どんなに普通じゃなくても、

自分が等身大の自分を受け入れる事から

始めてみよう。

 

それが幸せへの第一歩になるはずだから。

 

「これでいいのだ!」

という超楽観的のようで、

とっても奥深い言葉を生み出した

天才バガボン赤塚不二夫さんは、

今更ながら本当に凄い方だと思った。